46歳で未経験業界、未経験職種に転職に成功しました。とはいえ、転職成功に至るまでは大変でした。いろいろと修正を重ね、転職成功に至ったポイントを振り返ってお伝えしたいと思います。
46歳という年齢で思うところあり、転職活動を開始。
半年ほどの転職活動の期間を要しましたが、転職に成功しました。
実は記事作成時、まだ退職日を迎えておらず、業務の引継ぎ中なのですが、希望の職種に転職できましたので、転職成功と思っています。
近い仕事の経験はありますが、未経験職種への転職ともいえます。
転職によって年収もアップしました。
40代も後半になれば、転職したくても失敗したらどうしよう・・・?と不安になり、転職活動をスタートできない方も多いのではと思います。
しかし、しっかりと準備をして転職活動に取り組めば、46歳であっても転職に成功することができます。
実際、私の身の回りでは50代の方も転職に成功しています。
転職成功のポイントを考えていくと、いくつかの共通点が見えてきます。
目次
46歳で未経験業界への転職に成功したポイント
40代後半の転職は厳しい。
実際、転職活動を始めるにあたり、いろいろな40代転職ブログを読み漁りました。
- 転職に成功している方
- 転職に失敗した方
どちらもいます。
転職に成功している人もいますので、やり方次第では十分に自分も転職成功できるはず、という気持ちで転職活動をスタートしました。
転職活動を終えて、成功のポイントを振り返ってみると、
- 職務経歴書を応募するたびに改善した
- 面接を振り返り、反省点を次回に生かした
- 転職エージェントのアドバイスを取り入れた
- 諦めずに求人に応募し続けた
といったことが挙げられると思います。
46歳の転職活動、書類選考通過には職務履歴書が超重要
内定を貰うためには、まずは書類選考に通過して面接に進むことが必要です。
しかし、40代後半になると書類選考の通過率がまず落ちます。
20代、30代の頃に転職活動をしたことがある方は、つい、昔と比べてしまうと思いますが、通過率は昔の半分以下、それよりも厳しいという感じでしょうか。
エージェント経由で応募したもの、書類選考いけそうです、といったアドバイスを貰ったものでもガンガン落ちました。
そういう意味では、40代後半の転職活動は行動量(応募数)は必須ですね。
もちろん手当たり次第応募してしまうと、全然行く気もない企業の面接に進んでしまったりしますので、取捨選択は必要にはなります。
ただ、そうして求人を選んでいると応募する企業が見つからない・・・といったことにもなりかねないので、難しいところです。
求人の情報収集は時間を取っていました。
土日は必ず転職エージェント、求人サイトどちらも見ていましたし、平日もスカウトメールなど目を通していました。
ちゃんと履歴書や職務経歴書を登録しておけば、意外とスカウトメールは届くものです。
書類選考免除、面接確約
といったスカウトもありましたので、ぜひ登録しておくことをおすすめします。
私が転職活動でメインで利用していたのは、
⇒ DODA
です。
途中から、リクルートダイレクト、ビズリーチも使い始めました。
46歳の転職は確かに厳しい
46歳での転職活動は確かに厳しいと感じました。
途中、あまりに落ちるもので、転職活動を辞めようかと思ったこともあります。
他には、現職の仕事が忙しすぎて帰宅が遅い日が続き全く転職活動の時間が取れない期間もありました。
辞めたいと思っているのに残業続き、休日出勤で忙しいものですから、メンタルが結構きつかったです。
この時期、ちょっと鬱っぽかったと思います。
今考えると。
46歳の転職活動、書類選考通過率は?
書類選考通過率は、正確に計算してはいませんが20%くらいと思います。
転職活動を始めたばかりの頃、応募した3社すべてが書類選考に通過したので、
意外といけるのでは?
なんて思ってしまったのですが、すべて面接で落ち、その後は書類選考も全滅が続き・・・と現実は厳しいことを思い知らされました。
求人に応募する際、職務経歴書は必ず応募先企業に合わせた内容に変えていましたが、その修正を全体に及ぼして少しでも見やすく、今までの職歴、スキル、経験が伝わるように改良を加えていきました。
面接に呼びたい人材かどうか、もちろん企業の採用したい人物像もあります。
そのため不採用でも「縁がなかっただけ」と気持ちを切り替えるようにしていました。
実際、少しの差で落ちることがあるのが40代後半です。
応募は多数あると想定する中で、あえて46歳を採用する意味を、自分自身でも考えて応募書類や面接対策に反映することが、内定獲得のためには重要なポイントと考えています。
自分を採用したら、どう貢献できるか。
それをしっかりとアピールすることが必要です。
未経験の職種への転職はとても難しい・・・
私は今回、異業種、未経験職種へ転職に成功しました。
とはいえ、未経験職種ではありますが、近い仕事はしていましたので完全な未経験ではない、という若干あいまいな境界線かもしれません。
アピール次第、といったところはあるかもしれません。
あとは、マネジメント経験を持っていることも非常に大きかったと思います。
専門的な知識があり、組織作りにも貢献できること。
応募先の企業が今、求める人材とフィットしていること。
タイミングも大きな要因だと思います。
これは転職エージェントのサポートが非常に大きいと感じています。
「あなたの経歴、希望であれば、この企業が合うと思いますがどうですか?」
と紹介してくれた企業に転職が決まりました。
出会いはタイミングです。
複数の転職エージェントを利用してみることも重要です。
それぞれのエージェントが独自求人を持っており、他では情報を得られなかった求人だったためです。
そしてそれは行動を続けた結果、出会えた求人ということになります。
同じように、それ以前にも未経験職種ではありますが、希望の職種に応募していましたが全滅していましたので、やはり40代後半で未経験職種への転職を目指すのはハードルは高いといえると思います。
40代で未経験職種への転職は不採用の連続
基本的には40代後半で未経験の職種への転職、異業種転職などは難しいです。
企業が40代後半の人材を中途採用する際に求めるのは、
・即戦力であること
・マネジメント経験
・入社してすぐに結果を出せる
といったことになるためです。
未経験職種への転職となると、まず成果を出すのに時間がかかります。
仕事に慣れるのに時間が必要です。
上司や同僚が仕事を教えることにもなります。
(年下の上司、年下の同僚、という可能性大です)
コミュニケーションの問題も危惧されますね。
そうしたこともあり、基本的には40代後半で未経験職種へ応募しても不採用が続きやすくなってしまうのです。
実際、私も不採用が続きました。
面接に通りやすかったのは、やはり現在と同じ職種の求人でした。
46歳で資格なし、経験なし、スキルなしの転職は地獄だと思う
例えば、46歳で資格なし、経験なし、スキルなしの転職活動になった場合、それはもう精神的にも大変な状況になると思います。
前述しましたが、40代後半で「やる気はあります!未経験ですが頑張ります!」は通用しません。
未経験なら、もっと若い人材を採用するでしょう。
採用して育てる時間的コストが必要な人材なら、若い方が良いに決まっています。
だからこそ、40代の転職では成功の可能性があるのは、これまでの職歴を生かした転職といわれるのです。
実際、私の転職成功のポイントも、今までの職歴の延長戦で応募を続けてきたからこそと思います。
ただし業界的には未経験で知識がありませんから、入社してからはかなりの勉強が必要です。
しかし、それを補うだけのマネジメント経験やスキル、知識を評価して貰えたのだと理解しています。
業界によっては資格はまだまだ評価されるでしょう。
私は過去に採用側にもいましたが、未経験でも実用的な資格を取得してきた人材は、やはり評価を高くしていましたし、それはほかに面接に入った方も同様でした。
転職を目指す業界、職種によっては、未経験でスキルなしといった場合には、資格取得はしておいても損はないのではと思います。
関連記事:40代の転職は地獄と言われる理由、厳しい転職に成功するには
46歳の転職活動で未経験業界に転職できた理由
転職活動を約半年にわたり行いましたが(途中1ヵ月ほど休止)、最終的に転職に成功したポイントは以下だと考えています。
経験職種の延長の求人に応募した
今までに経験した職種と全く同じではありませんが、十分に生かせる知識があり、独自でも勉強をしていた領域への転職を目指しました。
40代の転職では、今までの経験を活かせることをアピールすることは大切だと実感しています。
異なる業界へスライドして転職を目指すことも可能です。
応募書類を毎回改善した
履歴書、職務経歴書を送付して、書類選考に通過するよりも落ちることの方が多かったです。
そのため毎回、応募書類を見直すようにしていました。
少しでも改善できる箇所はないか。
自分のスキル、経験を伝えるためにもっとわかりやすく表現できるところはないか、など。
40代ともなれば、職歴も増えてきます。
転職回数が多い方だと、社歴も5社、6社、もっと多い方もいらっしゃるかもしれません。
10社の転職歴がある、といった方も中にはおられるかもしれないですね。
そこまで社歴が多いと、すべてを伝えるのも難しいですし、一番最初の会社のことは詳しく伝える必要もないと思います。
最初の会社での仕事と、応募している企業の仕事がリンクしていないとしたら、そこに時間を割くのは無駄とも言えます。
人事担当者も自社とあまり関係のない会社の経歴を見せられても、どう評価していいか分からないでしょう。
それどころか、書類作成能力が低いと判断されるかもしれません。
伝えるべきは直近の会社での経験、職歴です。
ですから私は職務経歴書は直近の会社のものから重点的に記載を行いました。
それによって伝えるべき経験、スキルも整理しやすくなりました。
職務経歴書に決まったフォーマットはありません。
見やすく、自分という商品を売り込むのに適した表記を行うことが大切だといえます。
面接を振り返り、反省点を次に生かした
書類選考で落ちることが多いため、面接が受けられる機会は貴重です。
もちろん、受かれば入社したい企業に応募していますから手を抜くことはありません。
しかし半年の転職活動で内定が貰えたのは、入社を決めた1社のみでした。
面接に落ちるたび、反省点を探して次に生かすために気づいた点をパソコンのメモ帳に記載していきました。
頭の中でだけ考えず、書き出すことが非常に重要だと思います。
時々、面接で不採用にした理由を教えてくれる企業もありましたから、そうしたフィードバックは素直に受け入れ、次の面接に生かすようにしました。
不採用が続くと、
「なんだよ、落としやがって」
「やっぱり46歳だと、転職は無理なのかな・・・」
など複雑な気持ちがつい沸き起こりそうになりますが、そこはぐっと抑えます。
あくまで「縁がなかった」と思い、気持ちを切り替えて次の面接で少しでも改善できるようにしていきました。
話し方が落ち着きすぎている、といった評価があった後は、少しオーバー気味にうなづいたり、話し方を変えたりと工夫を行っていきました。
特に今回の転職活動は、すべてオンラインでの面接ですから余計に表情や話し方の抑揚については気を遣う必要があったと、後半にやっと気づきました。
それからは1次面接の突破率も上がったように思います。
企業が求める40代後半の人材を想定し、質問への答えを準備した
面接では企業は私が即戦力たる人物かどうかを判断しようと質問をしてきます。
企業研究をしっかりと行い、事業内容、サービスなどをできる限り研究します。
そのうえ、で募集職種の内容から企業が今回、どういった人材を採用しようとしているのかを想定し、企業が求める人材足り得ることをアピールできるように面接準備を行いました。
転職エージェントを利用している場合、面接での想定質問についてもアドバイスを貰えるケースもあります。
40代の転職活動では、転職エージェントの活用は必要不可欠だと感じました。
転職エージェントからのアドバイスを素直に取り入れた
求人サイトで応募先を探して自分で応募、といった方法も取りましたが、基本的には転職エージェントをを利用して応募を進めていました。
その方が面接に進める割合は、私は高かったです。
転職エージェントも、求職者に転職成功してもらって入社、一定期間在籍するなどが売り上げの条件となりますから、内定が貰えるようにサポートしてくれます。
応募書類のアドバイスであったり、面接対策のアドバイスであったりをくれます。
今までに多くの転職希望者をサポートしてきた経験の裏打ちからアドバイスをくれていますので、できる限り素直に受け止めて、転職活動に反映をするようにしていました。
そうすることで、面接の手ごたえも良いものに変化していきました。
ちなみに、転職活動でメインで利用していたのは、
⇒ DODA
です。
どちらも40代後半でも利用できましたので、転職を検討されている方、自力で求人に応募しているけれど内定が貰えない方なども利用してみてください。
登録するとより具体的に求人を見ることができるようになりますが、いずれも40代向けの求人が豊富です。
希望の業界で求人をお探しになってみてください。
46歳で未経験転職は可能
46歳で未経験転職に成功するポイントとしては、以下などを抑えておくとよいかと思います。
アピールポイントを明確にしておく
とにもかくにも、40代後半の転職では、自分をどれだけ売り込めるか、企業が必要としている人材だと思ってもらえるかが勝負です。
今までの自分の職歴、副業などもあれば含めて、経験やスキル、知識を棚卸してアピールポイントを整理しましょう。
さらには多くの転職サイト、転職エージェントに登録をして求人をできる限り見るようにしてください。
その業界、職種ではどういった人材が求められているのか、といったことが少しずつ分かってきます。
マネジメント経験があると有利
転職活動を通して、やはり40代の転職ではマネジメント経験があると有利です。
今の会社に転職が決まった時、44歳の時でしたが、マネジメント経験があったことは決め手になったようです。
次の転職先、46歳での転職になりますが、その際もマネジメント経験は評価されたようです。
組織つくりでも力を発揮してほしいということでした。
部下の人数によらず、マネジメント経験があることは40代の転職ではとても重要だといえそうです。
46歳で未経験転職を成功させるには
46歳という年齢で転職活動を行う場合、決して悲観して活動する必要はありませんが、楽観的過ぎるのも避けた方が良いと思います。
転職活動が厳しいことを前提にすることが必要です。
・キャリアの棚卸しを行う
・企業研究を徹底的に行う
・転職エージェントを活用する
・長期戦を覚悟する
・家族に転職を理解してもらう
・年収アップにこだわり過ぎない
・諦めない
といったことが大切でしょうか。
個人的には一番最後の、「諦めない」がやはり大切だと思います。
40代後半の転職で年収は下がる?上がる?
40代後半の転職では、年収が上がる人もいます。
大手から中小企業、スタートアップなどに転職する場合、年収ダウンするケースは多いのでないでしょうか。
逆に今の企業での年収が相場よりも低い場合には、40代後半でもスキル・経験によっては年収アップが狙えます。
私は残業なしの基本で考えると、年収アップしました。
46歳の転職活動、やはり在職中に転職するのが良いと思う
転職活動を実際に40代で2回目をやってみて、やはり転職活動は在職中にすべきだと感じました。
今回の転職は半年で決まりましたが、これも本当にタイミング次第な面があり、企業との出会いのタイミングがなければ、まだまだ転職活動は長引いていたはずです。
それを考えると、40代後半の転職活動は1年近くかかる見込みでいた方が良いかもしれません。
退職してから転職活動をする場合、時間はありますが、お金がありません。
家族もいて出費も多い世代かと思います。
それだけの家計を仕事をせずに賄うことができる貯蓄額、お持ちの方は少ないのではないでしょうか。
共働きで妻も正社員、といった方はまだ良いかもしれませんが、妻がパート、もしくは専業主婦ともなれば急速に貯蓄が減っていきます。
お金が尽きる恐怖は計り知れないものがあります。
できる限り、在職中に転職先を決めるのが良いと思います。
46歳 男性 未経験業界への転職活動、成功のポイントまとめ
46歳での転職活動について、簡単に振り返ってみました。
転職成功に至ったのは、
・諦めずに行動したこと
・応募書類、面接を改善したこと
が大きいと思っています。
40代後半の転職活動は難しい想定で始めるのが良いと思います。
人によっては1社目で希望通りの転職ができる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はかなり不採用が続きました。
でも最後は内定を貰うことができました。
46歳でもまだまだ転職することは可能です。
転職を目指している方は諦めずにぜひ行動を続けてください。
自分で自分の未来を変えていきましょう。
次は、40代の面接で多い質問についての記事を掲載しています。
とても重要な面接質問の想定になりますので、ぜひご覧ください。